「人生」を変えるには?

「TEM 知恵の輪クラブが答えます。」

Q

「人生」を変えるには?

A

「おはよう・ありがとう・ごめんね」(OAG)で人生を変える

○「運」は自分の力でつかむもの

人間、長く生きていると、人の一生は、「運」に左右されるものだとつくづく思います。筆者にもその経験がいくつかあります。

筆者がサラリーマン生活に終止符を打って、金なし、コネなし、仕事なしの三重苦を抱えて独立したのは三六歳の時でした。マンションの一室に事務所を構え、細々とやり始めて半年。サラリーマン時代のかつての上司が、夕刻、ひょっこりとその事務所にやってこられました。「陣中見舞い」と称して様子を見に来られたのですが、筆者としては、お世話になった職場に、それなりに誠意を尽くしてから退職したため、上司も気兼ねせずに見えられたのだと思います。

その晩は、結構お高いレストランで夕食をごちそうになりました。で、「二次会は小生持ちで」と、行きつけの東京は赤坂にあるスナックみたいなところにご案内をいたしました。

するとそこで、まったく偶然に、上司と筆者が知っている広告関係の会社の幹部のSさんと出会ったのです。Sさんには以前、原稿執筆の依頼をしたことがありました。聞けばSさんはその晩初めてそのお店に、友人に連れられてこられたということでした。二言、三言、近況についてやり取りがあり、上司からは、「何か仕事がありましたら、ぜひこの男に回してやってください」と口添えをしていただきましたが、その晩はそれきりとなりました。

そして翌日、かつての上司への礼状とSさんへの挨拶状をしたためて送りました。それから三カ月ぐらいたったころ、Sさんから、「○日○時に会社に来てほしい」という電話連絡が突然入りました。そこで指定された日時にお伺いすると、その方の部下を紹介していただきました。しかし、部下の方にしてみれば、「たまたま上司の紹介で会った業者に過ぎない」のですからそう簡単にはその場で発注していただけないのは当然です。でもこちらとしては、せっかく紹介していただいたのですから、あきらめるわけにはいきません。

そこで、毎日のようにお伺いし、「おはようございます」「ありがとうございます」「ごめんなさい。何かお手伝いをさせていただくことはありませんか」の三つの言葉だけをお伝えして帰ることにしました。この熱心さが通じたのか、一カ月もしないうちにある仕事を依頼されました。そして、その後、その会社からは次々と大きな仕事をいただくようになりました。かつての上司とSさんがわが社の恩人になったのです。

○自分の人生を変えるのは簡単

偶然の出会いだけれども、実は出会えたのは必然かもしれない。そしてその出会いのチャンスを生かす努力があったからこそ「運」が開けてきたのではないか。いまでもそのように考えています。「運」は、けっして確率的ではなく、自分の手でつかみ取れるものだと確信をしています。

 ところで「奇跡は人の思いの積み重ねで起きる」と聞いたことがあります。たしかに、一途に「こうしたい」「こうなってほしい」と思っていると、不思議にそれが実現されるということを体験したことが幾たびかあります。「夢見る力があれば夢は必ずかなう」のです。しかし、「夢は見るし、こうしたい、ああなりたいと思っているのに、いっこうにそれが実現されることはない」という人が多いのも事実です。それはなぜでしょうか。答えは簡単です。ただ夢を見ているだけ、思っているだけでは、目の前の状況は何も変わらないのです。自分からその夢に向かって行動をしなければならないのです。でも、そのアクションは、何も難しいことではありません。

まずは「おはよう」ときちんと挨拶ができるようになること。これで一日が明るくなり、積極的な人生が送れます。次に「ありがとう」と感謝の気持ちをいつでも表せる人間になること。これで人間関係が豊かになります。そして三つ目は「ごめんなさい」と素直に言えること。自分の誤りにすぐに気がついて、反省する心、謙虚さがあれば人は力を貸してくれます。「おはよう」「ありがとう」「ごめんなさい」(OAG)の三つの言葉だけで人生は変わっていくのです。

TEM人生Q3

トータルEメディア出版刊

橋口寿人著人生がかわる3つのマジックワード

 

45ページ~47ページより

コメントを残す