「おもてなし規格認証」とは
経済産業省は、我が国のGDPの約75%を占めるサービス産業の活性化・生産性向上及び地域の活性化を目的として、「おもてなし規格認証」を2016年8月に創設しました。国内のサービス業事業者のサービス品質を「見える化」することにより、サービス業事業者の活性化を促進する仕組みです。「おもてなし規格認証」に申請し、認定されることで、サービス業事業者には認証マークが付与され、サービス品質が「見える化」されます。これにより、例えば、サービスを受ける消費者は、マークを参考にしてサービス事業者を選択することができるようになり、マークを持つサービス事業者は消費者に選ばれやすくなることを想定しています。
おもてなし規格認証は、サービスを提供するすべての事業者にとって、高品質なサービスの提供・維持・向上を促し、より高い生産性を実現するための、共通化された枠組みです。
「買うこと」、「使うこと」に比べて、サービスは、接客・サービスを実際に受けるまで、その品質がわかりづらい性質のものです。そこで当該規格は、サービス品質の一部を「見える化」することで、下記の実現をはかります。
(1)質の高いサービス提供を行っている事業者の見える化支援
(2)質の高いサービスを提供したいと考える事業者への手引きの提供
(3)消費者の高品質なサービス享受の機会増加